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2005年9月15日木曜日

レンガ合戦は危険か?

ニューロード付近で、デモが連日続いている、ようだ。

『ニューロード』は、旅行者の多くが宿を取る『タメル』地区から直線距離で約1km程のところにある通り。

『カトマンズダルバール広場』や『クマリの館』あたりを観光していて、気づいたらニューロードを歩いていた、という旅行者の方も、多いのではないかと思う。

そのニューロードで、連日午後、デモが行われているらしい。

お決まりの『レンガ投げ』やら、『催涙ガス放出』やらも、繰り広げられているようだ。

さっきから、『らしい』とか『ようだ』と、断定していないのは、私が実際に見ているわけではないから。

近い場所で起こっているデモだけど、その周辺を通らなければ、ニュースでも見ない限り、全く気づかない出来事。

先日、このデモのことが日本の新聞に出ていたことがあったようだ。『たくさんの人が検挙されて、警官は催涙ガスを振りまいた』というような記述があって、『ネパールって危険。行ったら生きて帰国できないかも』と思ってしまった人も、いるようだ。

ちょうどその日、たまたまニューロード付近を通っていた私は、ああ、またレンガ合戦やってるな、と横目で見ながら、渋滞に巻き込まれないようにさっさとその場を離れた。

デモの横を通った私は、たいして危険を感じなかった。よくあることなので。でも、日本でこのデモのニュースを見てしまうと、身の危険を感じてしまう人も多いだろうなあ、と思う。

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そういえば昨日、捻挫をしたスタッフに見舞いをするという口実でおしゃべりしに来ていた近所のホテルのスタッフが、午後3時近くなったころ、急にそわそわし始めた。そして、腕時計を見ながらこういった。

「そろそろニューロードに行かないと」

周りが、「今ニューロードに行ったら、デモの渋滞に巻き込まれるよ」と忠告すると、彼は、「そのデモを見に行くんだから、そろそろここを出ないと」と、いたずらっぽく笑うのだ。

仕事が終った彼は、ちょっとしたストレス解消のために、ニューロードのデモ隊にまぎれて、レンガ投げを楽しむという。その後、帰宅する予定だと笑うのだ。

冗談なのか、本気なのか。

まあ、いずれにしても、ストレス解消?のために、何かと口実を見つけてはデモを繰り広げ、レンガ投げを楽しむ人たちを見ていると、危険の認識度も薄れてくるのは事実だ。

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