ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2006年4月28日金曜日

鶏肉の別名



世界的に鳥インフルエンザ(以下、バード・フルと表記)の被害が広まっている。ネパールでの報告は今のところないようだが、今年2月、隣国インドで感染が見つかって以来、ネパールでもしばらく鶏肉の人気が下がっていた。

そういう世相にはそれほど影響されない私なのだが、私も先日まで鶏肉は買わないようにしていた。

かなり前(2~3年前)にこちらのテレビで『ローカルな肉屋には、病気で死んだ動物の肉が売られていることがある』というようなことを流していたことがある。衛生管理があまいネパールでは、そういうことも日常的にされていて、不思議ではない。もし、そういう肉を食べて病気になったとしても、先進国みたいに、原因を突き詰めて、誰かが責任をとってくれるようなことなど、ありえない。買い損、食べ損、というわけだ。

インドでバード・フルの感染が報告されたことを知ったとき、今まですっかり忘れていた、この(病気で死んだ動物の肉を売ることがあるという)ニュースを突然思い出したこともあり、しばらく鶏肉を含む肉自体を控える気になっていたのだ。

それはさておき、ネパール人たちは、けっこうこういう世相を鵜呑みにしやすいためか、しばらくの間、鶏肉を扱わない店なども増えていた。しかしその後、ネパールの獣医などが鶏肉を食しながら『私たち獣医もヘイキで鶏肉を食べています。ネパールではバード・フルは問題ありません』というシーンを流したこともあり、少しずつ鶏肉人気も復活してきた。

前置きが長くなったが、バード・フル問題後、鶏肉の呼び名が変わった。というか、ネパール語で鶏肉のことを『ククラ・コ・マス』(ククラ=鶏、コ=の、マス=肉)というのだが、肉屋で鶏肉を求めるとき/ローカル飯屋などで鶏肉を注文するとき、『ククラコマス、ある?』とは聞かない人が増えたのだ。(冗談の通じる人たちは特に)

では、何と言うかというと、ズバリ、『バード・フル、ある?』というのだ。

ちょっとダイレクトすぎない?と思うのだが、それで意味が通じてしまうから、笑えてしまう。

* 昨日久々にローカル飯屋で外食をしたとき、『バード・フル』を注文していた男性を近くで見て、しばらく食事ができないぐらい笑いのツボにはまってしまい、このネタを書く気になったわけでした(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿