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2006年5月1日月曜日

××ンドラという名前

一昨日、チュチュンドラの名前に対して、国王のような名前ですね、というコメントをいただいた。確かに、 ××ンドラという(男性の)名前は多い。

今日は、その簡単な解説をしてみたい。

××ンドラとつくネパール人の名前で思いつくのは、たとえば、

現国王・ギャネンドラ
前国王・ビレンドラ
前皇太子・ディペンドラ
前々国王・マヘンドラ

そのほかにも、スレンドラ、ナレンドラ、ヨゲンドラ、ジテンドラなどなどたくさんあるのだが、これらの名前には、ちゃんと意味がある。

現国王の名前を用いて、名前を分解してみよう。

『ギャネンドラ』(Gyanendra)は『ギャン』(Gyan)と『インドラ』(Indra)に分けられる。これと同じように、上記の名前はすべて『○○+インドラ(Indra)』に分けることができる。

では、すべてに共通するインドラ(Indra)とは何かというと、天国に住む神の名前。

語幹の○○の部分にも、すべて意味がある。

ギャネンドラのギャン(Gyan)は、知識。
ビレンドラのビル(Bir)は勇敢。
ディペンドラのディプ(Dip)は明かり。
マヘンドラのマハ(Maha)は偉大。
スレンドラのスル(Sur)も勇敢。
ナレンドラのナラ(Nara)は人(人類)。
ヨゲンドラのヨガ(Yoga)はヨガ(日本でもブームになっているヨガ。でも、実際のヨガは、ポーズだけではなく、精神を鍛えるところに重点が置かれる)。
ジテンドラのジトゥ(Jit)は勝利。

つまり、どれも、名前負けしそうなすばらしい名前じゃないか!ということになる。

ちなみに、チュチュンドラは、残念ながらこの『○○+インドラ』の公式通り、というわけではないようだ。

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