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2006年10月8日日曜日

外国人のネパール語

日本人にとって、ネパール語はとても勉強しやすい言語だと思う。文法は日本語と同じだし、発音も、比較的簡単。極端な話、ネパール語の語彙数さえふやせば、日本語で思いついた文章にそのままネパール語の単語を当てはめていけば、それなり意味は通じる文章となる。単語が持つニュアンスも、日本語と似ているものが多く、感覚的にも理解しやすい。

しかし、ネパール語とはまったく違う言語を母国語に持つ欧米人にとって、ネパール語を習得することはかなり大変なのではないか、と思う。たとえば英語を母国語とする人たちの場合、文法からしてまったく違うし、英語ではひとつしか表現方法のない二人称のYouに当たる単語が、ネパール語ではいくつもある(日本語でもあなた/君/お前などいくつも種類があるように)、というようなことを感覚的に理解するだけでも、難しいはず。

また、明らかに白人顔の相手には、たいていネパール人は英語で話しかけるから、ネパール語を勉強しにネパールに滞在していても、いつまでたっても習得できていない欧米人をたくさん見てきた。

以前、こちらにて3年間、継続してネパール語を勉強していたことがある。その当時、気の合うアメリカ人のクラスメイトがいた。彼女は、非常に正確なネパール語を話す人だった。私も、彼女と同じようにネパール語を話す外国人ながら、彼女のネパール語にはいつもひどく感心させられていた。文法的混乱は、彼女の頭の中で生じないのか、不思議でもあった。

そんな私たちの共通言語は、ネパール語だった。お互いにとって外国語であるにもかかわらず、(英語なまり/日本語なまりである点以外は)まったく違和感が無く、ネパール人と会話をしているようにすんなりいくのが、おかしかった。

彼女が3年以上前アメリカに帰ってしまってからは、ほとんど音信不通状態となっていたのだが、昨日久々に彼女からのメールが入っていた。少し前にカトマンズ入りし、しばらく滞在する予定だという。

うれしくなりながらメールを読んでいて、あれ、っと思った。英語ではなく、器用にもローマ字表記のネパール語(*注)で書かれていたからだ。ネパール人同士でも、メールでのやり取りは英語を使う場合が多いのに、日本人とアメリカ人の私たちが、お互いにとって外国語であるネパール語をわざわざローマ字表記してやり取りしているなんて。

本日、久々の再会が実現した。彼女の英語なまりの流暢なネパール語は相変わらずで、懐かしい話で延々盛り上がったのだが、どうみても白人顔の彼女と、日本人の私が、ネパール語で会話をしている姿は、周りから見ると不思議な光景だったようだ。

*注:ネパール語はデバナガリ文字を用いて表記するのだが、デバナガリフォントがない場合は、ローマ字表記であらわすことがある。日本語で『こんにちは』を『Kon'nichiwa』とあらわすような方法と同じ。

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