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2007年3月15日木曜日

ネパール国内航空会社の信頼とは

ネパール国内線のカトマンズ~ルクラ線。

現在何社かが運航しているが、私たちでは、通常、比較的信頼性の高い2航空会の便を予約する。ひとつは、ネパール全土、約12箇所の運航ルートを持っていて、もうひとつは、就航1年目、ルクラ方面のみ2箇所限定で運航している。

口コミなどから、以前からある前者を無条件で信頼している旅行者は多い。が、私たちのここ半年の経験上、後者も非常にがんばっており、時と場合によっては、後者の運航状況のほうが安定しているという実感も得ていたので、後者に予約を入れることが多かった。

しかし、3月に入って、後者の会社のフライトスケジュールが大幅に乱れた。所有している飛行機のうち、一機が故障したということだった。天候がよいのにルクラ線がキャンセルになるなど、1週間ほどめちゃくちゃなフライトスケジュールとなっていた。

発券前の航空券に関しては、すぐに他の航空会社で予約を入れなおして事なきを得た。しかし、何組かのゲストは、スケジュールが狂ってしまった期間に利用を余儀なくされ、予定日のフライトがキャンセルとなったり、他の航空会社の便は順調に飛んでいるのに、それを横目で見ながら、長い間空港での待機を余儀なくされたり、という目にあうことになってしまった。

ほとんどのゲストからは、仕方のないこと、と多めに見ていただいたのだが、一組のゲストからは、帰国後、かなり厳しいお叱りの言葉をいただいた。

私たちがすすめた航空会社を使った結果、納得のいかない目にあうことになってしまったことついては、本当に申し訳なく思う。確かに、機体をたくさん所有していない航空会社を利用すると、今回のように一機が故障した場合、他の便に影響が出てしまうことは、わかりきっていたこと。RA便国際線が、いい例。

それなのに、それまでの運航状況が比較的安定していたために、予約を入れていた。このことに関しては今後見直しの検討が必要であると実感している。

それよりも、残念に思ったのは、こう書かれていたことだった。

(要約) マージン欲しさに、信頼のない航空会社を売りつけたのだろうが、もっと、客の意見を取り入れた経営をしろ。

そして、旅行者が現地の旅行業界に向けて発する、切り札である(と思われる)一言が、最後に書かれていた。

この事を、『地球の歩き方』に書こうと思う。

『マージン欲しさにダメな航空会社の便を売りつけた』といきなり結びつける発想に驚き、そして、残念に思った。投稿することで気が晴れるならぜひともしていただきたいと願うばかりだが、客の意見と、過去の状況から客観的に判断し、よかれと思ってしたことを、このように言われると、もうどうしようもない。

よくあることなのだが、足の引っ張り合いが好きな外野のネパール人が、根拠もない何かを吹き込んだのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。いずれにしても、フライト利用前は、非常に好意的にいろいろな質問をされトレッキングへ向かっていった方が、フライトがスケジュール通り飛ばなかったことを機に、一気にこのような心境になってしまったことが、残念で仕方がない。

話は変わるが、本日も、予定していたポカラ行きフライトが、キャンセルになってしまった。今回の航空会社は、ネパール国内線運航会社の中で、一番信頼の高い会社であったのに、だ。

こうなるともう、いったいどの航空会社がよく、どれがダメなのか、私にもわからない。どんなことでも起こりうるネパールで、1時間先の状況も突然変わるこの国で、いったい何を勧め、なにをダメだと判断するのか、難しい。回避できる自体は、あらかじめ回避しようと心がけているが、日本人の思う通りには、ネパールでは進まないことが多すぎる。

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