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2007年7月27日金曜日

安全祈願のプジャ

昨日の続き

新しく買ったスクーターには、安全祈願のプジャ(儀式)をするのが、こちらの習慣。

早速、ヒンドゥ教の坊さん(司祭師)に当たる、知人の父親にお願いすることにした。



まずは、ブツブツお経を唱えながら、スクーターの前面部に卍(厳密には逆向きの卍)を描く。

傍らには、色粉、香、米、聖水、花びら、そして果物(今回はバナナ)等が載ったプジャセットが用意されている。



スクーターに粉や聖水を振りかけながら、プジャは進められる。

余談だが、以前も確か話題にしたことがあるのだが、私はこの機械物へのプジャに、いつも、どうしても引いてしまう。たとえば今回のようなスクーターへのプジャなどが終わった後は、色粉やココナッツの汁(聖水代わりに使う)で、一見すると、ドロドロ状態になるからだ。機械内部に入り込んで、影響はでないのだろうか、と不安になるのだ。 

だから、不謹慎ではあるのだが、ドロドロ状態にされないために、今回は軽く、色粉の使用も控えめに、ということでお願いしていた。

余談の余談。今年初旬の帰国時に、新しいパソコンを日本で購入し、こちらに持ってきたのだが、それを見たスタッフ(司祭師の息子)に、予想通り、真顔で言われてしまった。「パソコンにも、プジャしておいたほうがいいよ」と。

しかし、それだけは、勘弁してもらった。色粉や聖水をかけられて、パソコン内部の精密部分にふれて、かえって故障の原因になりそうだったから。

さて、余談で長くなったが、プジャはいよいよ佳境に入る。もっとも大事な部分、エンジン部へさしかかる。



・・・と、思わず吹き出しそうになる。

バナナ、そこに置くんですか?



エンジン部分に近い箇所は、念入りに。そして、大事なバナナもこの部分へ捧げる、というわけだ。

その後、スクーターの後部ライト上にもバナナが置かれてしまった。

真剣にプジャしてくれている知人一家には悪いのだが、(不謹慎だが)滑稽なスクーターの姿を前に、笑いをこらえるのに必死だった。

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