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2012年8月28日火曜日

バダウ月の雨



現在、ネパールの公暦ビクラム暦では5番目のバダウ(भदौ)月。(8月17日~9月16日)

雨季も後半、といったところ。

バダウ月には、夏に収穫したトウモロコシや唐辛子を保存用に乾燥させるのにちょうどいい、強烈な日差しが降り注ぐ。

しかし、そうかと思うと、突然、バケツをひっくり返したような大粒の雨が、局地的に短時間降る。

傘をさすのも間に合わないぐらい急に。

こんなバダウ月の唐突な大雨のことを、バダウレ・パニ(भदौरे पानी)という。

冒頭の写真、雨水を生活用水にすべく溜めるため、軒下に置かれるバケツ。雨が降るとあちこちで見られる光景。



タメルにある私のオフィスでも、大雨が降り始めると、スタッフがバケツを持って慌てて外に置きに走る。室内のタンクに貯水し、トイレ用の水とするのだ。

水道局から供給される水が来る時間が安定しておらず貯水できないため、調理用の水は購入し、それ以外の水は、近くのドゥンゲダラ(共同水場)から汲んだり、大雨が降った日にバケツに溜めたりするという、水事情。

(タメルにあるドゥンゲダラ↓)


ところで、バダウ月の雨、予測できないぐらい急に降るから困ることも多いのだが、短時間ですぐに上がるし、雨上がりの青空は格別で、ちょっとしたワクワク感も味わえる、楽しい雨でもあるのだ。

1 件のコメント:

  1. そういうのわかります。
    雨上がりの空ってきもちがいいですね。
    日本は台風の影響で九州や沖縄が、24時間に500ミリなんていうとんでもない雨が降ったりしています。
    もともと水に恵まれる気象条件の日本ですが、地球の環境が変わってくると降るところは今まで以上に降る1ような気がします。
    国際問題も環境も穏やかになってほしいと心から思います。

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