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2013年9月1日日曜日

カトマンズ路上歩き ‐1‐ 体重量り屋

昨日のことだが、出先に車の迎えが来られなくなってしまい、公共交通機関を使って家まで帰ることになった。

交通量の多い道で、マイクロバス(ワゴン車のバス)も絶え間なく走っている区間。久々に乗ってみるかと、10年ぶりぐらいに乗車。

当時運賃7ルピーだった区間が、今は15ルピーになっていて驚く。でもタクシーの15分の一ぐらいの値段。

乗り換えが1回あるのだが、適当なところで降りそびれ、下車できたのが一方通行の大通り。仕方なく、乗り換え便が停車している場所まで、一方通行の道を逆に、歩いて引き返す。

いつもたくさんの人であふれ、それを目当てに物売りや物乞いが集まる、混沌とした通り。

ひとり、目の見えない男性が、自分の前に体重計(目盛り式))と空き缶を置き、白い杖を持ってじっと立っている。

カトマンズの路上には、地面に体重計一つ置いて、通行人の体重を測り、目盛を読んであげることを商売にしている体重量り屋がいる。しかし、目の見えないこの男性は、自分で目盛を見ることはできないだろうから、通行人にセルフサービスで体重を計らせ、空き缶にそれに見合った額を入れてもらっているのだろうか、などと思いながら通り過ぎる。

そして13年前、同じ場所にやはり目の見えない男性がいつも座っていて、サーランギをひきながら歌を歌い、通行人からお金を投げてもらっていたことを思い出す。

つづく。

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